ケンカ上等☆不良校上々↑↑




こんなことして、いったい何になるの。


「あなたがいなければ私は…っ」

言葉が途切れれば再度叩かれる。

その繰り返し。



「あたしを叩いて、何か意味あるの?」

「うるさいっ…」



弱った声。

笑顔が消えて泣き出しそうな顔をする美弥薇がそこにはいた。



「あたしを叩いても、高原さんの状況が変わるわけじゃないでしょ」


人に当たりたくなるのはわかる。

ツラそうなのも。


でもダメなんだ。

周りを変えたいなら、自分が変わらなくちゃ。



「こんなことしたって意味ないよ」

「うるさいっ!!」



大声をあげて、手を振り上げるから。

あたしはできるだけ強く目を瞑る。


だけど、その割には痛みを与えられる動作が起こらない。



「どうして、ですの?」

美弥薇の声が震えてる。

何かに驚いてる?



ゆっくりと閉じた瞳を開ければ、すぐに真相は見えてきた。