「お話はそこまでにしていただけます?
あなたのお相手なら、私がして差し上げますわ」
話題を戻されて、美弥薇を見ると愉しそうに笑ってる。
怖い。
単純にそう思った。
「あなたなんて、いなくなればいいんですわ」
美弥薇が寄る度に、あたしは離れる。
「今すぐに、消して差し上げますもの」
「っ!」
そしてまた後ずさろうとした瞬間、今度は背後から取り押さえられて動けなくなった。
完全に不利だ。
あたし1人で全員相手とか無理がありすぎる。
「あら可哀想に。
あなたには助けに来てくれる仲間もいないんですわね」
逃げたい。
けど動けない。
「別に殺したりはしませんわ。
死なない程度に、痛めつけるだけですのよ」
どうしろって言うの。
この状況で、あたしに何ができる?
───バチンっ
答えを必死に探す中、目の前に来た美弥薇に思いっきり頬を叩かれた。


