ケンカ上等☆不良校上々↑↑




こんなにすんなり着いちゃっていいものなのか。

逆に奇妙な気もしたり、しなかったり。




さっきの人、誰かが迎えに来てるって言ってたよね?

人影全然見当たらないんですけど。



浜辺をひと通り歩いて数分。

静かな空間に、突然ザクッと砂を踏む音がして瞬時に振り返った。



明かりが少ないせいか、暗くてよく見えない。



「誰かいるの?」



声をかけるのに返事がなくて。

だんだん近づいてくる足音に、沸き上がる恐怖感。



うっすら月明かりに照らされて映し出された形。



「嘘───なんで」


相手は笑顔を向けてあたしに告げる。


「私から逃げられるなんて、考えるだけ無駄ですわ。
まったく、まだ裏切り者がいるとは」


すぐ横で何かが倒れる音がして視線を移すと、あたしを襲ってきた棘のメンバーが立っていて。

その足元で苦しそうに呼吸をしてる人が。




「仁の代わりにあなたを加えたのは、どうやら間違いだったようですわね」