ケンカ上等☆不良校上々↑↑




急に背後から聞こえた声にビクッとなる。



ヤバい。

絶対的に不審者だ。



だって周りに人の気配ないもん。





怖くなって、振り返らずに前へ進んだ。


「おいっ、待てって」




有り得ない。

後付いて来るよ、この人。


どーしよう。




「みくる?」


うわあー、あたしの名前知ってるし。


ストーカーですか?


歩くスピードを上げて、ひたすら進む。

よしっ、走って逃げよ。




「きゃっ」



走って角を曲がろうとした時、ふいに腕を引っ張られた。



よろけたあたしの肩を掴む手。


ものスゴく近くに、相手の顔がある。