ケンカ上等☆不良校上々↑↑




気が動転して、わけも分からず涙が溢れる。




あたし、何言ってんだろ。


勝手に文句言って、泣いて、意味わかんないじゃん。




「傘、返す」

借りた傘を手に取り、歩夢の前に静かに置いた。


誰も口を開こうとしない。





「バイバイ」


早くこの場から離れたくて、気付けば学校を飛び出してた。






でも、

「ここ、どこ〜!?」



学校を出て数分歩いたところで、道に迷ったことに気付く。





こんな場所、通って来たっけ?


てか、こんな道、あったっけ?




曲がり角でキョロキョロ辺りを見回してみても、


「ないないないない、」


絶対こんな道知らない。

第一、裏道だし。







「何やってんだよ」