ケンカ上等☆不良校上々↑↑




「んー」


電話を終えて、思いっきり伸びをする。



よしっ、決めた。

こうなったら、とことん追いかけてやろうじゃないの。



大きく頷いて、視線を投げたカーテン。


眩しい日差しなんかに負けないんだから。

カーテンを両手で掴んで一気にバッと開く。



「うっ」

だけど、やっぱり眩しいものは眩しいよね。


日差しを遮るように手をかざして、眺め見ればいつもの風景。

目を閉じて風を感じてみれば心地よくて。


目を開けて部屋へと方向転換しようとした時、変な感じがした。




ん?


つい眉間にシワを寄せて、ちょっぴり身を乗り出す。



………誰?



あたしの家の前の道路に誰か立ってる。


気違いな程、黒のレースを身にまとった女の子。


肩で切りそろえられた髪は、灰色がかった中に濃い桃色が混じってる。