ケンカ上等☆不良校上々↑↑




はい、と渡されたグラスを受け取りながら再度尋ねる。


「あー、あれは彩音」



───ガシャン


驚いてないと言えば嘘だ。

だけど、何かを考えるとか、反応したっていうよりは


「ちょっとぉ、みくる大丈夫?」


自然と力が抜けて、受け取ったグラスが手から滑り落ちていた。




「翼先輩、大丈夫っスか?」

それと同時にぼんやり視界に入ったのは、ジュースを飲んでて咽せた翼の姿。




やっぱり何かがある。

あたしは、直感的にそう悟った。





「彩音も一応幼なじみみたいなもんかなぁ。
学年は1つ下だけどね」


幼なじみ。

そうだよね。

写真に残った笑顔は、みんな幼い。



「けどさ〜、中学からは海外行っちゃったし、ずっとオレら会ってなくない?」

「まぁね、そのうち帰ってくるんじゃん?」



真横を素通りしていく芽咲と太陽の会話。

頷くことも応答もできないで、ただ耳から入っては消えるだけ。