ケンカ上等☆不良校上々↑↑




アキちゃんも翼が好きなはずなのに。


「ごめん」


あたしが翼を好きだから、アキちゃんの恋、応援してあげられない。

アキちゃんは、あたしの恋に協力してくれるって前に言ってくれたのに。




「邪魔、って、なんの?」

「あたしも、好きだから。
だから、アキちゃんの恋愛、協力してあげられない」



この“好き”って気持ちは、譲りたくない。

誰にも。



「え………?」



目を泳がせながら、震える声で聞き返すアキちゃん。


そうしてると思えば、次の瞬間あたしの両肩を勢いよく掴んできた。




「ってことは、ひょっとして、みくる………2人きりのときに進展とかあったの?」


進展?

「と、言いますと?」

「だ.だからっ」


顔をそらして、真っ赤に頬を染める。

それからボソボソと話し出して。



「その、だから、告白したり、されたり。
もしかしたら、もしかしなくても、キスしたり、とか………」

「えっ!?」


告白?

しちゃったよ、あたし。

キスも、しちゃったよ、あたし。