ケンカ上等☆不良校上々↑↑




手当て?

「柊さんに〜」


そういえば、あたしが起きた時アキちゃんが手当てしてたっけ。



「そおっスけど……これは」

言いづらいのか少し口ごもる。


「すごい痣だし、」

「あざ〜!?」


唐突な“すごい痣”発言に驚いて、大声で聞き返す太陽。


「痣、って、なんで?」

あたしの口からも、思わず疑問が飛び出した。



「鉄パイプで、ドーンとやられちゃったんスよね。
俺、ダっサいなぁー」



笑いながら言ってるけど、その笑顔はつくってるような気がして。


どう返事をしてあげればいいのか、言葉に詰まった。


太陽は、そんなことには全く気づいていないらしい。


歩夢に対して、普段と変わりない明るい口調で話しかけ………




「おっけ〜、わかった。
よし鈴野、脱げ」


「「…………」」




はい?

一瞬、あたしの頭が思考停止。

部屋も静まり返って。


発言した本人は、え?というように、不思議そうな顔をする。




「なに言ってんスか?」