ケンカ上等☆不良校上々↑↑




「今の衝撃で、オレの何億とある優秀な細胞が壊れたじゃんか〜!」


けれど駆け寄ったあたしは、ほとんど無視で。


その燃え立つ瞳は、面白そうに笑う歩夢を映していた。




「もう、これ以上バカにはなれないから心配する必要ないっスよ」

「そ〜やって生意気だから、身長が伸びないんじゃね〜の〜?」


再び互いの言葉が火を付けたのか。




「みくる、離れて」

「え?」

「ほら、早く。
白石に俺がどれだけ強いか教えてあげるんスよ」


ニコッと微笑むその中に、何か黒いものが混じってる。


歩夢って、意外と鬼畜?


いや、ちょっと違うか。
相手が太陽だから?




「そっちがその気なら、オレだってマジで勝負するぜ〜」


どうして、こんな展開になっちゃうんだろ。


できれば、あたしの立場も少しは考えてほしいんだけどな。




「手加減しないからな〜」

「当たり前じゃないっスか。…………っ」