ケンカ上等☆不良校上々↑↑




まだ震えながら、あたしの横で反発の声をあげる。


それに対して、なんの悪びれもなく、太陽はただ不思議そうな目を向けていた。




「2人って、どういう関係〜?」


真っ先に注目されたのは、歩夢があたしにしがみついている、ということで。



歩夢が怖がりなだけなんだよ。

実際こんなこと、口には出せないけどさ。



「と.とりあえず、部屋入るっスよ」



あたしから離れると、無駄に背筋をピンと伸ばして部屋へと入っていく。


まださっきの恐怖が続いてるのかな?




「話そらした〜と、いうことは〜」

「なんスか?
ただ返却しに来ただけっスよ」



ベットに寄りかかるように座って、袋を太陽に向けて差し出す。


それをじっと見つめてから、袋を受け取らずにあたしに向けられた視線。




目が、みくるちゃんは?と、訴えてるような……。