身に覚えのないことを早口で告げられ、あたしの頭はひと時の思考停止。


「…………え!?」




遅れて、つい大声が出た。



いったい何、その夢みたいな話は。



「結果が悪かったにせよ、何かしらの進展はあったんだよねぇ?」

「め.芽咲、顔が近い」



アキちゃんからあたしへと、標的を変えたんだろうか。


そう思うくらい、芽咲の勢いはすごかった。





「ちょっと待って。
その前に、翼が運んできたって、なに?」


全然話の筋が見えてこない。

っていうか、あたしの記憶が途切れてからのことを説明してくれなきゃ理解できない。




たぶん、あたしの最後の記憶は…………






「みくるぅー?
なんで赤くなってるの?」

「えっ?あ、ううん。
なんでもない」



これは言えない。

絶対に言えないよ。

言っちゃいけない。



芽咲の面白がってる笑顔は怖いけど、たとえ殺すと脅されても言えない。




覚えてる最後の記憶。

だって、それは。