ケンカ上等☆不良校上々↑↑




アルファベットが並んでる。





“A”

あ……





“Y”



“A”

や……





“N”



“E”

ね………。





「あやね?」





───ガシャン





あたしが読み終えたのと、ほぼ同時。


座っていた椅子の後ろ。

ベットを囲ったカーテンが、勢いよく開かれた。




「てめぇら授業サボって何してやがる」


「「っ!つばさ」」





視界横にヒラヒラと揺れるカーテン。



すごく黒いオーラが寝起きの翼を包んでた。


確か寝起きは機嫌が悪いんだったっけ。