ヤキモチじゃなくても、そう言われると心の中を見られたみたいで。








『好き───‥。



好きだよ、翼』





顔は赤くなっていく。





翼が爆睡してたとはいえ、なんで告白なんかしたんだろ。


ついさっきの、歩夢との会話の前の出来事を思い出して恥ずかしくなった。





「あっれれー?ず・ぼ・し?」


「ち.違うってば!」




てか、なんで?

なんで、あたしがいじられなきゃいけないわけ?





そりゃ、翼のことは………



好き、だけど、さ。








「もぉ、だいじょぶだってばぁー。

海行く時は、2人きりにしてあげるからー♪」



心配すんな、ってポンポンとあたしの肩を叩く。





別に、そんな気を遣ってくれなくても。


第一、今は太陽の話が詳しく聞きたいのー!