ゴーンゴーン…
協会の鐘がなる

もうすぐ夜の始まり…
辺りは薄暗くなってきた

そのころ椿城内は慌ただしく混乱していた

「あぁ…また夜だ…地獄の時間が来るんだぁぁぁ!」
みながそう叫び逃げ惑うなか微動だにしない美しく可憐な少女が一人…

それはこの城の王女、ハク様だった
ハク様は脅えることなく言うのだった…
「幽霊などいるわけがない。そのような非科学的なものに脅えるな」
と…