本の間に挟まれたオシバナ…

屋上でフェンスにもたれて青空を見上げた。

そのとき、屋上のドアがキィィと錆び付いた音を立てた。

「お待たせ」

充が購買のパンを持って奈津子の隣に腰をおろして胡座をかいた。





充の顔が見れない。