その後、ふたりは着座し、 司会の女性が淡々と進行を進めた。 先ほどの見つめていたグラスにシャンパンが注がれ、 細かな泡が弾けた。 彼の上司のありきたりの挨拶の後、乾杯が行われた。 その後の演目は、ほとんど覚えていない。