それでも心のなかでは葛藤していた。
いつだって私は自分のためではなく
「誰かのために」
頑張っていたのだから。
そして今は母親のために。
きっといつか私は爆発するって思う。
でも今は、やるしかないんだし。
こんな自分が嫌い。
まわりの友達なんて親に甘えてるし、お金に苦労なんてしてないし。
誰か私にお金をくれよ。
親に普通に甘えてる人達の話を聞くのが嫌いだった。
親が車買ってくれたとか。
親が何とかしてくれたとか。
そういった話を聞くたびに悲しくなった。
悔しくはならない。
ただ羨ましいな、って悲しくなった。
