驚いている隼人にエヘヘと笑い彼女は答えた。 「あたしねぇ、友達いないの。」 もう一度彼女は悲しそうに笑い、フェンスの方に歩いていった。 隼人も扉に寄りかかって聞く態勢になった。 「中学のころにはさ、友達いたんだけど……。友達に合わせてる感じだったの。今の国中君みたいに。」 フェンスのところまでついた彼女は、隼人の方を向き、フェンスに寄りかかった。 「隼人でいい。」 彼はそう言い、ポケットに突っ込んでいた手を出して、腕を組んだ。 _