「……さっきさ、凄くカッコイイ人に会っちゃった。」 「ええーっ!かなズルい~!」 恵美は楽しそうに私に絡んでくる。 「ね、ね、どんな人だったの?!」 『どんな人』って…まぁ一言で言うと、 「笑顔が天使みたいだった。」 「はぁ?天使ぃ??」 『はぁ?』って言われちゃったよ; だってそれが一番印象に残っているんだもん。 「それ位すごかったの!なんか、こう、後からご来光が…って感じ?」 それを聞いて恵美は笑う。 「ご来光?!うわー、それは見たかったぁー。」