長い廊下を歩いていくと1-3という文字が見えてきた。 1年3組。 私のクラス。 私は休み時間でまだ騒がしい教室の戸を開けて中に入った。 入ると後ろから肩をとんとん、と叩かれた。 「かなー、何処行ってたの~?」 この少し背が高い女のコは私の親友の恵美。 恵美とは中学の頃からずっと一緒のクラス。 「恵美~」 私は振り向いて恵美にすがり付く。 「え?何何?どうしたの?」 恵美は困惑したような顔をしてる。