実 「あのね…その…真亜莉が,言ってたンだけど,真亜莉ね…本当は,結衣のこと嫌いだっていっぱい言ってたの。あたし,それ聞いた瞬間からまぢ嫌な人だな-って思った。
でもなかなか結衣に言えなくて…結衣は真亜莉に比べて超いい人だし,友達を裏切ったりするような子じゃないって分かってたから…。もし言ったとしても信じてくれないかな-?!って思って。たとえそうだとしても言えばよかったね。ごめん。あたし,元々,真亜莉とは話したこととかも少ないから,余計に言えなかったのかも知れない。本当,ごめん。ごめんね。」
ゆ 「あのさ,実歩。ウチあんまりベタなこととか言えないから,なんとも言えないけど,ありがとウ。たとえ,早く言ってくれてても,実歩の言うとおり信じてなかったカも知れない。だカら,このタイミングでよかった!ありがとウ。
じゃあ探してくる!」
実 「………今,曖と美砂は廃部になった,研究部の部室倉庫にいる。」
ゆ 「ありがと!」
ちょっとベタな感じもしたけど,ウチは急いで,部室倉庫に向かった。
実歩は,どっちの味方でもなく中立の立場。だから,すぐには言えない。
ドガ
曖 「え…?」
真 「誰か来たんじゃない?」
ゆ 「そうだけど!?!?!?!?誰か来ちゃったけど?!」
曖 「結衣・…?なンで来てるの?」
ゆ 「来たらダメなの!?」
真 「助けに来てくれたの?結衣-!ありがとお!」
ゆ 「そンな訳ないじゃん…。ウチさ…真亜莉のこと見捨てたこと無かったよね?」
真 「うん。そうだね。」
ゆ 「だったら,どうしてそんなこと言ったりしたの!?ウワサ流すとかまぢ最悪だと思わないの?」
