ばぶる

曖は,ウソをつくような人ではないし,かといって,今まで一緒に同じ道歩んできた人が裏切ったとか思えない。


もしかしたら,思いたくないのかも知れないけど。
でもどちらも,今の自分では分からないカら,学校に行くことにした。



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宛先:あい
件名:Re>Re>Re>
本文:あい。ありがとウ(●´∀`●)ノでも,ウチ真実を確か
めようと思う。覚悟は出来てるから!
そンぢゃ
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本当は,怖くて怖くてたまらないけど,本当に真実を知りたかった。



その気持ちの方がめっちゃ大きかったカら,あんなメールを送ったんだと思う。心のどこかでは,助けてくれるのではないかと,思ったりしてたと思う。



そして,どこかで,なにかを信じていたのだと思う。















ガラガラガラ




教室に響き渡った,ドアの開ける音。


どうしてなのか,誰もコッチを見ない。曖も,いつも曖と一緒にいる美砂(みさ)も居ない。



実歩(みほ 以下:実) 「さっき,曖と美砂が…真亜莉を探しに出かけちゃって。それでなかなか戻ってこないの。きっと…仕返しか何かしに行ったんだと思うけど,あたし,曖はそんなことしないと思うカら。何か他のことをしに行ったと思う!」




ゆ 「ありがとウ!実歩。実歩は,あのウワサ信じてるの?」



実 「信じるわけ無いじゃん!?!?だって,真亜莉さ…」


ゆ 「真亜莉がどうかしたの?」