「さて、これからドレイ決めを始めますわ!」


私の目の前にいた流依が手をあげた。


「私は、成績の低い者をドレイにすべきだと考えます!この学園のために勉学に励み、この学園の評価をあげた者をドレイにすべきではないと考えるからです!」


私の左側にいた者が手をあげた。


「私はそれも一理あると思いますがなんといってもあの態度が悪く校則を破る、堀内美玲を一度ドレイにしないと気がすみません!」


この意見にほとんどの人が同意した。


「では、堀内美玲が今週の『ドレイ』でよろしいですわね?」

「「賛成します」」


「これで今週のドレイ決め会議を終わりますわ――。流依さん、今週にテストの結果発表がありますから、その結果で成績の低い者を決めて来週のドレイにしましょう。」