けど、
チョコ…
わたせなかった。


だって、
竜二が、言うんだもん。


『知ってたか?あいつの、好きな人は、お前ぢゃないんだよ!隣のクラスの子なんだよっ!』


それを、聞いて…
わたせなくなっちゃったよ・・・。
ハッキリ、言えば逃げたんだけどね。。。

チョコを、渡してフラれるのに、逃げたんだけどね。

「そっかぁ…そっかそっか…へぇー…(泣)ぢゃあ、チョコどうしよ…作ったんだけどねぇー」



『ぢゃあ、俺がもらってやるっ!かせっ!なんだこりゃあ!よく、こんなまずく作れるなぁ〜!』


「あっ!ちょっと、かってに食べるなぁ〜!てか、まずいとか、言うなぁ〜!」

そんなこと、言って竜二は全部、食べてくれた。


『俺が、チョコ食って良かったなぁ(笑)ホントにっ!しょうがないっ!来年も、再来年も、ずぅーとお前のまずい、チョコ食べてやる他の男には、食わせるなよみんな、まずくて倒れちまうから!(笑)』


「バカぢゃん!けど、全部食べてくれて、ありがとねっ」


『別に、お前のためぢゃねぇーよ!ばーか!』



いつも、
いじわるで、

あたしの、
1番、大嫌いな人が、


今日、
バレンタインデーに、
1番、大好きな人に、
なりました。

いつも、
そばにいてくれて、ありがとねっ!

いつも、
しつこいけど、守ってくれて、ありがとっ!


素直ぢゃないし、
ぶっきらぼうで、
俺様で、Sなあなたが、



大好きです。