「…カラオケ行くか」 すっと立ち上がって 歩きだした。 ど…しよ…カラオケ? 「あの…!」 立ち止まってあたしの 方を見る透矢。 「お…金あんまないです…」 「…」 やっぱ怒ってる? 「はっおごってやるよ」 ニカッと笑った透矢。 はじめて はじめて君の 笑顔をみた 瞬間だった。