2つの世界

「うそ!?だって、あたし最初悠斗の事嫌いだったじゃん!!」
「好きじゃないと目で追わないでしょ〜?」
「そうだけど…。」

あたし、自分の事もわかってなかったんかー。

「にしても、いぢめの事はほんと良かったね?」
「うん。波留さんって敵だけでも大変なのに、学校でも敵いたら死ぬでしょ」
「あー、確かに。」

そう、あたしは学校のいぢめなんか気にしてらんない。

今目の前にいるこいつ…。波留さんをまず、どうにかしなきゃ。

「波留さん。」
「あれ、桜ちゃんから話しかけてくれるなんて思わなかったなー♪」
「なんで、あたしと組みたいなんて言ったんですか?」
「あぁ。あれ、断ったんだってねー?」

質問に答えろよ…。

「だから、なんでですか!?」
「潰すため。」
「はぁ!?」
「組んだほうがやりやすくない?」

こいつは、ほんとに…。

先輩にこいつっていいのかな…。

「おと…社長に仲良いとか嘘ついてまであたしを潰したいんですか?」
「利用できるもんは利用するし。」
「話しになんないですね。」
「生意気な後輩だなー。」

もう、この人と話してもムダだと思ったあたしは無視した。

あたしが生意気な後輩なら、波留さんは最低な先輩だよ。