次の日。

「おはよー、麻莉♪」
「あ、おはよ。」

優花はいつも挨拶してくれる。

友達だし、秘密を言いたいけど…

「見て、この雑誌!!桃谷桜めっちゃかわいい♪」

言えそうにないな…。

「だな。名取には言わない方がいいよ。」

この声は…

「悠斗…」
「おはよ。麻莉。」
「おはよ。…じゃなくて!!朝から考えてる事読まないで!!ってか、いきなり話しかけないで!!」
「いいじゃん。俺らが話したところで、誰も気づかねーよ。」

こいつ…。自分が女子に人気あんの気づいてねー。

軽くムカつくんですけど…。

「あんたね…」

「ねぇ、生嶋さんと風間くんどーして話してるの?」
「ね。今まで話してなかったのに。」

あーぁ。これは…ここにいない方がいいな。

「ちょっとは自分の人気に気づきなよ…」
「は?」

悠斗は不思議な顔してたけど、ムシ。

なんか…女子の視線がいたいんですけど…

くそ…。あとで文句言ってやる!!

「麻莉!!あんた、風間くんにムリヤリ話しかけてアプローチしてんの!?」

昼に優花が言った言葉に、思わず箸をおとす、あたし。

「なにそれ…。あるわけないじゃん!!噂、噂!!」
「だよねー!!ビックリしたよー!!」
「あたしも…」