「───…姫様、」 立派な男服を身にまとった青年が 部屋の中で 1人で遊ぶ少女に声を掛けた。 幼い少女は、 青年を見るや否や表情を輝かせ 「おはよう、スワローズ」 と目映いほどの笑顔で言った。 青年は、呆れたように溜め息をつき 「それ……、やめてもらえませんか?私は、"スワローズ"ではありません。"スアレス"です」 と言った。