「俺は、風にあたりたくなってさ」 トラキアは、 そう言ってポリポリと頭を掻いた。 「ソフィは?」 「私……、私もよ」 ソフィは、ふぅと溜め息をついた。 「本当に?」 「……なによ」 「怒ってたじゃん、さっき」 ………それは、 ソフィは、黙り込んで冷や汗を掻いた。