──…本当は、


愛してはいけないと分かっていたの




「……スワローズ、」



だって、キルトは




「私を──…」



"あの子"のモノだから──…





「連れて行って…」


ソフィは、かすれる声でそう言った。




スワローズは、


瞳を揺らしながらソフィに付き添い




「はい、姫様……」


と暗い声を発した。