「嘘じゃない」 キルトの言葉が ソフィの鼓膜を揺らす──… ───…嘘よ、嘘だわ。 だって──… 「俺が愛しているのは"ソフィ"じゃなくてキミなんだ──…」 ───…おかしいじゃない、そんなの。 私は"ソフィ"を殺したのよ──…? それに、あなたも殺そうとした。 なのに────… ソフィは、堪えきれずに ポロポロと涙を零す。 「どうして……?」 ソフィは嗚咽を漏らして訊ねた。