最終的に旅の準備は、ひっそりと 行われることになった(トラキア対策)。 そして、出発の日。 月の出ている真夜中。 「私は、行くなんて言ってないのに」 とマントを被って拗ねたように しゃがみ込んだソフィは、呟く。 ライアンは、ソフィを見つめて 首を傾げた。 「───…じゃあ、行ってくる」 とデカルトと話していたキルトは、 話を終えてソフィに近付く。 「行こう?ソフィ──…」 と手を差し伸べたキルトに ソフィは、瞳を見開く──…