「──…しかし、キルト様」 とデカルトは、捨てられた罪書を もう一度丁寧に広げる。 「この法律は、一年は大丈夫のはずですよ。一年の間にジェオルド様がお考え直されてこの国へ罪人とお戻りになったなら、この罪は無効となります」 「わかってる!」 とキルトは、怒鳴る。 「でも、あの兄上が戻ってくるはずないだろう!」 たしかに、と デカルトとソフィは頷いた。 「どうすればいいんだ…」 キルトは、イライラと俯く。 デカルトは、何かを思い付いたように はっとした。