────…トントン、 ドアをノックする音が響く ソフィは、俯いた。 「──…ソフィ様?入りますよ」 とティーカップとお菓子を ワゴンに乗せたデカルトが現れた。 ソフィは、窓を見つめたまま 無言でイスにかけていた。 「そろそろ何か召し上がらないと…」 とデカルトは、 手をつけられていない朝食を下げる。 「キルト様も心配しています」 その言葉にソフィは、 悔しそうに歯を食いしばる。 「せめて紅茶だけでも──…」 とデカルトが言い掛けると 「どうして、キルトは何も言ってこないのかしら?」