──…それから、数日間。
ナタナエル城は、
死者の埋葬や
ドスラクト教徒への処罰など
様々な国務に追われていた。
もちろん、キルトとソフィは
その間、会えずじまいで
ソフィは、食事さえとらず
毎日をぼんやりと過ごしていた。
ライアンは、そんなソフィの傍に
ずっと付き添っていた。
その日は、太陽が出ていて
とても心地よかった。
"───…今日は、天気がよろしいですね。散歩にいきましょう"
ソフィは、空を仰いでいた。
脳内でスワローズが微笑む。
「そうね、スワローズ…」
とソフィは、1人で呟いた。
イスに座るソフィの足元では、
相変わらずライアンが
寄り添い眠っている。
そして空は、残酷なほど青く
爽やかな風が吹いていた。

