2人のイノセントの成長は、
私にとって心休まるものだった。
歌姫は、毎夜私のために唄ってくれた。
逃げ出すことさえ
諦めてしまったらしい。
歌姫の唄はそんな唄だった。
そしていくうちにも、
私のドスラクト教はどんどん
拡大していった。
子供達が積極的に動いてくれた。
そのうち後には引けない反乱軍となった。
私の知らないところで
反乱が起きたらしい。
しかも、その反乱を止めたのは
あの"ソフィ"姫だと言うじゃないか。
あまりにも可哀想なあの子、
私と王子と同じ影の宿命を持つ子。
王子が陽の姫を見初めたと聞いて
私は、彼女を殺さねばならなくなった。
影の王子は、
誰とも結ばれてはならない決まりだった。
だから、殺しに行った。

