………え? ちょ、ライアン…? 「う゛ぁあぁぁあぁぁぁっ!!」 イノは、痛みのあまり体を九の字にして 悶絶し出した。 大量の血が辺りに舞っている。 「……ガォ!」 ライアンは、今のうちにとでも言うように勢いよく駆け出した。 キルトは、ポカンと呆気にとられていた。 こうして難を逃れた キルトとライアンは、 戦場の奥へと足を進める。 ───…もう、そろそろか.. 段々と血の臭いが濃くなってゆく 空は、重く垂れていた。