崖の脇をしばらく進むと 下に降りられそうなところに出た。 キルトは、慎重にそこから下へ降りる。 そのとき…、 「久しぶりやなぁ」 と後ろから女の声が バッとキルトは、振り返る。 女、イノはニヤリと口元を歪める。 「──…まぁ、それほどじゃないかもしれへんけど..」 キルトは、自分に向けられた銃口に 体を凍り付かせる。 「びっくりした?女が戦場におって」 イノは、相も変わらず おかしそうにケタケタと笑う。