──…1人と一匹は、 だだっ広い大地を走っていた。 しばらくすると わーっ、わーっと戦場の音がしてきた。 ………? おかしいな… 「ライアン、ストップ」 とキルトは、足を止める。 ライアンもそれにあわせて 足を止めた。 確かめるためにもう一度 においを嗅いでみる。 ……火薬のにおい──… キルトは、慎重にゆっくりと 歩を進める。