「──…えっ」
と驚いた表情のソフィにキルトは、
柵越しに右手を伸ばす。
「それと───…」
「1人で抱え込まないで、」
キルトは、どこか悲しく
切なげに言った。
やはり、柵がつかえて
ソフィまでギリギリで手が届かない。
「俺もソフィと悩みたい、ダメ?」
「……なにを…?」
ソフィの瞳は不安げに揺れる。
「俺は、ソフィに救われた。……この瞳を綺麗だと..言ってくれた」
と眼帯をした左目に左手を当てる。
「その言葉でどれだけ俺が救われたか、分かる?だから──…」
「今度は俺が君を救いたいんだ」
キルトは、真っ直ぐにソフィを
見つめて言った。

