「─────…」 キルトとソフィは、 お互いに時を止めて見つめ合う。 しん…と張り詰めた空気を 掠れる唇で引き裂いたのはソフィだった。 「……終わりに、しましょう?」 その声は、冷たい石を伝う。 「────…なにを?」 キルトが瞳を見開いて訊ねた質問に 「私たちの元いた世界を、終わりにするの」 ソフィは、静かに答えた。 「……どうして、ソフィ…」 とキルトは、不安そうに瞳を揺らす。 「それは──…、」 とソフィは、息を止める。