「君の本当の名前は──…?」 それは、悲しい瞳だった。 ───…ワタシノ、 ホントウノナマエ──…? その質問にソフィの頭は、 真っ白に染まっていく───… 震える肩は、指へと力が注がれる。 そして、遂にソフィは 引き金に力を込めた───… ────…パァァァンッ 牢いっぱいにその銃声は 轟いていた。 火薬の臭いが立ち込める、 薄煙がとぐろを巻いていた。