「いい加減にして欲しいわ!私は"ソフィ"じゃない…!その名で呼ばないで!"ソフィ"には…"太陽"にはなれなかったのよ!!私は、誰からも愛されなかった…っ!月には暗闇がお似合いなのよ──…だから」
「だから、奪ったの。"ヒカリ"を」
ソフィの瞳は、酷く歪む。
───…ガチャンッ
ティーカップが指からほどけ堕ちる。
"──…大変!ソフィ様が─…!!"
メイドの悲痛な叫びが反響する。
少女は、その光景が信じられず
ただ茫然と倒れ込んだ自分の片割れを
見つめていた───…
「私(月)は"太陽(ソフィ)"の"ヒカリ"を吸い取って"太陽"になったわ…!私は、誰からも愛されるはずだった…!なのに──…」
ソフィは、目を食いしばる──…

