「君は、日の光の下を歩きたいとは思わないかな?」 「……無理よ」 ソフィは、悲しそうに呟く。 「私は、夜とトイレ以外にこの部屋から出たら怒られるもの。トイレに行くのだってマントを被らなきゃならないし..」 「…それを可笑しいと思ったことは?」 「……?ないわ」 とソフィは、きっぱりと言い切った。 「だって、仕方のないことだもの」 「……本当に?」 「本当よ」 「君は、両親に愛されたくはないのか?」 その言葉にソフィは、息を止めた。 そして、哀しげに 「仕方ないもの」 と呟いた。