「───…そう、覚えていたの」 とソフィは、 嬉しそうにスワローズにはにかんだ。 ──…私が、唯一幸せだと 思っていた時間。 初めての"私だけの人" "私だけの幸せ" もし戻れるなら、あのときに──… スワローズは、 ソフィから視線を逸らせると 「それが、どうかしたのですか?」 と訊ねた。 「今日、聞かれたのよ…」 ソフィは、ぼぅっとして イノセントに瞳を落とす。 「"ソフィなら、マッチを買う?"…って」 微かにソフィの唇は震える。