それは、深夜のパーティーだった。



「───…スワローズ、」


ウェディング姿のソフィは、悲しそうに瞳を歪ませて

忙しそうに料理を運んでいるスワローズのメイド服の端を掴んだ。




「今、忙しいのですが」


スワローズは、

イライラとした口調で言った。




「なによ」


そんなスワローズに

ソフィは、ムッとした。



スワローズは、


私と離れてしまう事を悲しいとは




感じないのね?