───…バタン 「──…ったく、俺嫌われてんのかな?確か前にもこんなことが..」 と医務室から出て来たトラキアは、ブツブツと呟いた。 そのとき 「───…あ、」 「───…あ、」 とトラキアと目があったのは タオルを抱えたミルーラだった。 実は、ミルーラもソフィの付き人として ナタナエル城に残ることに なったのだった。 「ミルーラじゃん、なにしてんの?」 と先に口を開いたのはトラキアだった。 「医務室で使うタオルを持ってきたの」 ミルーラは、そう言って にっこりと微笑んだ。