その視線に気づいてなのか、 気づいていないのかデカルトは 「悪いな、用が出来た」 と踵を返して行ってしまった。 ………用って、 ライアンじゃねぇかぁぁぁぁ!! トラキアは、耐えきれない怒りが ふつふつと湧き上がっていくのを感じた。 なんでライアンなんだ? 今は、王子の事 考えてたんじゃないのかよ!? ──…いや、デカルトも ある意味、王子の事を考えてたんだ。 ある意味.. 「…………ガォ」