「──…ダネス様っ!」 「ダネス様だっ!」 ───…これは何かしら? どうして、この男が これほど支持されているのかしら…? 私にとっては驚異でしかない、 この男が──… ソフィは、ゴクリと生唾を飲み込んだ。 わっと上がった歓声を 両手で鎮めたのはダネスだった。 「集まってくれて有難う、民よ」 それは、静かな声だった。